【無料あり】未経験者向けインフラエンジニアのおすすめITスクール5選

ネットで検索をすると未経験からインフラエンジニアになるためのITスクールが結構たくさんあることがわかります。

各スクールによって特徴があり、例えば「ネットワーク」を重視したカリキュラムになっているか、「サーバ」を重視したカリキュラムになっているかなどで自分にどのスクールが合っているかが見えてきます。

また有料スクールと無料スクールでも違いがあります。

ITスクールの本質は未経験の人が短い期間で知識を身につけIT企業に就職するための支援をすることです。

どのような道に進むかによって、みなさん1人ずつに合ったスクールがあるはずです。

本日は私がこれまでいくつものITスクールの資料を読み、足りない部分は直接質問して得た情報からおすすめ養成所5校を厳選してご紹介します。

5校はいずれもおすすめですが、この中からどのスクールを選ぶべきか?という点について比較しながらみていきましょう。

未経験からインフラエンジニアになるメリット

私は28歳の時に作業療法士という医療職からインフラエンジニアにキャリアチェンジしました。

そのわたしからしても未経験の方にインフラエンジニアはおすすめです。その理由をみていきましょう。

未経験でもインフラエンジニアになれる

インフラエンジニアは未経験から就職がしやすく、就職した後も自分自身の努力でキャリアアップがしやすい職種です。この業界には文系出身者もたくさんいます。

インフラエンジニアに求められるTCP/IPに関する専門的な教育は、一部の大学や専門学校でしか行われていません。

日本でもたまに天才エンジニアが出現して注目を浴びることがありますが、彼らのほとんどはプログラマーやWebエンジニアです。

私が未経験の方にインフラエンジニアをおすすめする理由は、ほとんどの人が知識ゼロから始める分野なので努力次第で誰でも仕事を得られるチャンスがあるからです。

キャリアアップしやすい

インフラエンジニアとしてキャリアアップする代表的なプランは下記のものがあげられます。

インフラエンジニアのキャリアアップの一例

  • 大手SIer(プライムベンダー)へ転職
  • 外資系企業へ転職
  • コンサルティングファームへ転職
  • 先端技術(クラウド、セキュリティ、ローカル5Gなど)の習得
  • 管理職(マネジメント業)になる
  • フリーランスになる
  • 起業・独立する
  • その他・・・

上記はあくまで代表例の一部ですが、インフラエンジニアとしてのキャリアアップ・年収アップの具体的な道はたくさんあることがわかります。

これらはこの業界で前向きに経験を積んでいけば誰でも目指すことができるキャリアパスです。

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インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアの年収は高いのでしょうか?見ていきましょう。

インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアプログラマー日本全体
549万円(※1)438万円(※2)461万円(※3)

※1:求人ボックス -> インフラエンジニアの年収  ※2:求人ボックス -> プログラマーの年収  ※3:国税庁 -> 平均給与

インフラエンジニアの年収はプログラマーや日本全体の年収と比較しても高めです。

ただ、会社、プロジェクト規模、商流、役職などで給料は大きく変わりますので平均年収を語ることにあまり意味はありません。

20代で600万円以上稼ぐ人もたくさんいますし、フリーランスになればいきなり年収768万円(※レバテックフリーランス平均)に上げることも可能です。

私は未経験でIT業界に飛び込んだときに年収270万円でしたが、4年目には650万円まで年収を上げることができました。

重要なことは市場価値を意識してキャリアアップすることです。

希少性の高いエンジニアになれば、20代でも平均を大きく上回るエンジニアになることができます。

 私の経歴と年収については下記をご覧ください

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ITスクールに通うメリット

未経験からインフラエンジニアになる方法は、大きく「独学」、「職業訓練校」、「ITスクール」の3通りがあります。

未経験からインフラエンジニアになる方法
  1. 独学 & 転職サイト(エージェント)
  2. 職業訓練校 & 転職サイト(エージェント)
  3. インフラエンジニア向けITスクール

「独学」、「職業訓練校」、「ITスクール」では、それぞれにメリット・デメリットがあります。

私自身は東京都のハローワーク経由で「職業訓練校」に通いインフラエンジニアになりましたが、今なら「ITスクール」をおすすめします。

プロから学ぶことができること、実機操作など応用的な訓練ができること、インフラエンジニアにおすすめのCCNAやLinuCの資格取得支援があること、就職支援があることがITスクールの強みです。

インフラエンジニアになる3つの方法

方法オススメ度費用メリット・デメリット
①独学書籍・資格取得費用など
  • うまくいけば最速で就職することができる
  • 独学での勉強や資格取得はハードルが高い
  • 就職に失敗して諦めてしまう可能性もある
②職業訓練校書籍・資格取得費用
  • 希望の時期にインフラエンジニア向けのクラスが開講されるかは運次第
  • 雇用保険や職業訓練手当で生活費が保証される
  • 訓練期間が6〜12ヶ月など長い
  • 就職支援はあまり期待できないので自分でする必要がある
③ITスクール0円〜

(無料/有料スクールあり)

  • プロから学んで確実に就職できる
  • 実機操作など応用的なカリキュラムがある
  • CCNAやLinuCの資格取得支援制度がある
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インフラエンジニアスクールの選び方

インフラエンジニアスクールはたくさんあります。その中からどのスクールを選べばいいでしょうか。

無料スクールのデメリットや有料スクールならではのメリットがあります。具体的に選び方をみていきましょう。

ネットワークエンジニア or サーバエンジニア

インフラエンジニアの専門分野は大きく分けて「ネットワークエンジニア」と「サーバエンジニア」に分けられます。

もちろんこの分類以外にもWeb系やクラウドやストレージに強かったりなどインフラエンジニアの専門分野は広くありますが、ネットワークorサーバに強ければこの業界で食いっぱぐれることはありません。

初心者の方にはまずネットワークかサーバの分野で数年経験を積むことをおすすめしています。ここで基礎ができてから専門分野を広げていけばOKです。

ITスクールでもネットワークエンジニアを養成するコースと、サーバエンジニアを養成するコースがあります。

この辺りは自分の興味を持てる方で決めるのがいいでしょう。

インフラエンジニアの教科書という本を読むと、ITインフラのアーキテクチャ全般を俯瞰的に知ることができますので、まずはこの本を読んでみてください。

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おすすめ本大全

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CCNA・LinuCの資格取得支援

ITスクールにはCCNAとLinuCの資格取得支援をしているスクールががあります。どちらもインフラエンジニア業界では超有名で取得価値は高いです。

  • CCNA:ネットワークエンジニアにおすすめ
  • LinuC:サーバエンジニアにおすすめ

資格のいいところは「体系的に学び理解度を測れる」という点と「就職に有利」という2点にあります。

特に初心者ほど資格は有利に働きます。

経験を積むと資格よりも職務経歴(プロジェクトやマネジメントの実績)が大事になりますが、初心者にはそれがありませんので資格取得は学習の証明となります。

無料ITスクールの制約

ITスクールには有料と無料のスクールがあります。無料ITスクールでは有料スクールに比べるといくつか制約があります。制約ポイントを確認していきましょう。

年齢制限がある

無料スクールは主に20代を生徒のターゲットにしています。

30歳以上になると有料のスクールしか選択肢がなくなってきます。

スクール経由で就職することが前提

無料ITスクールでは、卒業後にスクール経由で就職することが前提となっています。

なぜITスクールが無料で提供できるかというと、就職先からの「協賛金/採用紹介料」により研修費用が賄われているためです。

未経験からひとりで就職活動をするのはハードルが高いので、この制度を前向きに捉えることもできます。

途中でやめると違約金が発生するスクールもある

無料スクールは前述の通り就職先から紹介料を受け取ることで経営が成り立っています。

そのため受講生が途中でやめると単純に赤字となるためスクールによっては違約金が発生します。

場所が首都圏に限られる

ここで紹介する無料スクールの研修場所は全て東京都内のみとなっています。

また、就職先も首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)で基本的には限定されています。

インフラエンジニアの仕事は東京に集中している側面があるので、地方在住の方は一定期間でいいので都内でキャリアアップできないか検討してみましょう。

有料ITスクールのメリット

有料のITスクールには無料スクールにはないメリットがあります。

お金をもらってスクールを経営できているということは、それだけそのスクールに通うメリットを受講者が享受できるからです。

もし自己投資するだけの余力があるのでしたら、私は有料コースをおすすめしています。

就職・転職先が限定されない

有料のITスクールは基本的に自由に就職・転職先を選ぶことができます。(有料スクールでも就職支援をしていますが無料スクールのような強制力はない)

IT業界はいま人手不足で若ければCCNAやLinuCの資格を取得すれば未経験でも就職できる可能性が高いです。

実際に私も28歳のときにLinuCを取得して未経験からインフラエンジニアに転職しました。

そのため、有料コースでCCNAやLinuCを取得して、大手の優良転職エージェントを利用して転職活動するのは非常に賢い選択です。

インフラエンジニアにおすすめの優良転職エージェントはこちらの記事でご紹介していますので、就職活動前に参考にしてください。

 インフラ&ネットワークエンジニアにおすすめの転職エージェント7選(管理人の体験記あり)

講師のサポートがしっかりしている

有料でのITスクールでは講師によるサポート体制が整っています。無料でも一応個別対応となっているところもありますが、講師が多数の受講生を担当しているケースも多く実際はあまり質問できなかったというクチコミもあります。

有料コースは無料に比べてサポートが手厚いため、学習の途中で挫折しづらい環境で学習することができます。

有料でサービスを提供してビジネスが成り立っているということは、それだけ教育プログラムや講師が受講者から評価されている証明といえます。

学習へのモチベーションが高い人が多い

お金を払ってITスクールに通っている人のほうがモチベーションが高いです。周囲にモチベーションの高い人が多ければ、自ずと自分のやる気にもつながります。

就職するときの面接でも、お金を払って勉強した経験はやる気を証明するための客観的な事実となるでしょう。

インフラエンジニア おすすめITスクール5選

ここではインフラエンジニアのITスクールで特におすすめの「①GEEK JOB」、「②ネットビジョンアカデミー」、「③エンジニアカレッジ」、「④ウズウズカレッジ」、「⑤KENスクール」の5つを取り上げてご紹介します。

私がインフラエンジニア向けのITスクールの資料を読み足りない部分は直接質問して得た情報から5校を厳選しています。

インフラエンジニアにおすすめのスクール5選(※順不同)

 無料スクール 3選

  1. ネットビジョンアカデミー
  2. エンジニアカレッジ(プログラマカレッジ運営)
  3. GEEK JOB

 有料スクール 2選

  1. ウズウズカレッジ
  2. KENスクール

各ITスクールのサマリー

スクール名サマリー
ネットビジョンアカデミー

  • コース名:無料コース
  • 費用:無料
  • 年齢制限:18〜30歳
  • 期間:1〜2ヶ月(160時間)
  • 受講形式:通学(授業&実践)or オンライン対応
  • 場所:東京
  • 重点カリキュラム:ネットワーク
  • 資格取得支援:CCNA(受験料個人負担)
  • 就職支援:あり
  • その他:上京支援があり格安価格でシェアハウスに住める
エンジニアカレッジ

  • コース名:インフラエンジニアコース
  • 費用:無料
  • 年齢制限:20代
  • 期間:1〜3ヶ月
  • 受講形式:オンライン
  • 場所:東京
  • 重点カリキュラム:サーバ
  • 資格取得支援:LinuC(受験料スクール負担)
  • 就職支援:あり
GEEK JOB

  • コース名:スピード転職 インフラエンジニアコース
  • 費用:無料
  • 年齢制限:高校卒業〜29歳
  • 期間:3週間〜3ヶ月
  • 受講形式:オンライン
  • 場所:東京
  • 重点カリキュラム:インフラ全般
  • 資格取得支援:なし
  • 就職支援:あり
ウズウズカレッジ

  • コース名:CCNAコース
  • 費用:¥220,000(税込)
  • 年齢制限:35歳未満
  • 期間:1〜3ヶ月
  • 受講形式:オンライン
  • 場所:オンライン
  • 重点カリキュラム:ネットワーク
  • 資格取得支援:CCNA(受験料個人負担)
  • 就職支援:あり
KENスクール

  • コース名:CCNAコース
  • 費用:¥238,700(税込)
  • 年齢制限:なし
  • 期間:6ヶ月(70時間)
  • 受講形式:通学(授業&実践)
  • 場所:新宿本校 or 横浜校 or 梅田校
  • 重点カリキュラム:ネットワーク
  • 資格取得支援:CCNA(受験料個人負担)
  • 就職支援:あり
  • コース名:LinuCレベル1コース
  • 費用:¥187,000(税込)
  • 年齢制限:なし
  • 期間:3ヶ月(50時間)
  • 受講形式:通学(授業&実践)
  • 場所:新宿本校 or 横浜校 or 梅田校
  • 重点カリキュラム:サーバ
  • 資格取得支援:LinuCレベル1(受験料個人負担)
  • 就職支援:あり
  • コース名:速習CCNA+LinuCレベル1コース
  • 費用:¥408,100(税込)
  • 年齢制限:なし
  • 期間:6ヶ月(120時間)
  • 受講形式:通学(授業&実践)
  • 場所:新宿本校 or 横浜校 or 梅田校
  • 重点カリキュラム:インフラ全般
  • 資格取得支援:CCNA&LinuCレベル1(受験料個人負担)
  • 就職支援:あり

おすすめスクール比較ポイント5選

  1. 料金・受講期間・対象年齢
  2. 目指せる職業(ネットワーク・サーバ)
  3. 資格取得支援(CCNA・LinuC)
  4. 授業スタイル(通学・オンライン)
  5. 就職支援

インフラエンジニア向けのITスクール5選の中で「どのスクールが1番自分に合っているのか?」を一緒に考えていきましょう。

比較するにあたり重要なポイントは大きく上にあげた5点です。ひとつずつ具体的にみていきましょう。

①料金・期間・対象年齢から選ぶ

まず前提条件となる、料金・期間・対象年齢をみていきましょう。

大きな違いは、「有料」or「無料」というポイントです。各自の予算や年齢によってどのスクールを選ぶかが変わってきます。

料金・期間・対象年齢

スクール
料金期間対象年齢
ネットビジョンアカデミー0円2ヶ月18〜31歳
※有料コースは年齢制限なし
エンジニアカレッジ0円1〜3ヶ月20代
GEEK JOB0円3週間〜3ヶ月高校卒業〜29歳
ウズウズカレッジ¥220,000(税込)1〜3ヶ月35歳未満
KENスクールCCNAコース¥238,700(税込)6ヶ月制限なし
LinuCレベル1コース¥187,000(税込)3ヶ月
CCNA+LinuCレベル1コース¥408,100(税込)6ヶ月

②ネットワーク or サーバエンジニアで選ぶ

インフラエンジニアの核を成す専門分野としてネットワークサーバがあります。それぞれの学校で特徴が異なり、ネットワーク系でいくかサーバ系でいくかで選択肢が変わってきます。

目指せる職業

スクール名インフラ専門分野具体的な学習内容
ネットビジョンアカデミーネットワークエンジニア

 ネットワーク特化

  • ネットワークベンダー最大手Cisco機器でネットワークが構築できる
  • ネットワーク構成図やパラメータシートなどのネットワークに関する詳細設計書が作成できる
エンジニアカレッジサーバエンジニア

 実践的なLinuxサーバ構築

  • 世界中で利用されるLinuxでサーバの学習を実際に手を動かしながらできる
  • 安心のLPI-Japan認定校
  • シェルスクリプトやAD構築などサーバの応用演習が充実
GEEK JOBネットワーク・サーバエンジニア

 幅広いカリキュラム

  • ネットワーク・サーバをどちらも広く浅く対応
  • ネットワーク&サーバに加えクラウドの基礎知識まで学べる
  • ネットワーク機器/サーバの簡単な実機演習がある
ウズウズカレッジネットワークエンジニア

 CCNA取得の有料スクールなら

  • ネットワークを専門的に学習しCCNAの取得ができる
  • CCNAの演習問題に対応したシミュレーション問題を実際にコマンドを打ちながら演習できる
KENスクールネットワーク・サーバエンジニア

有料スクールの老舗・豊富なインフラコース

  • CCNAを取得できるコース、LinuCを取得できるコース、両方取得できるコースなど、コースを豊富に取り揃えている
  • 有料スクールの老舗として支援が確立しており受講者の口コミ満足度が高い
  • ラボがありネットワーク/サーバとも実機操作までしっかり学ぶことができる
  • ラボ内には多くの書籍や参考文献が揃っている

③CCNA・LinuCの資格取得支援から選ぶ

ネットワークエンジニアではシスコのCCNA、サーバエンジニアではLPI-JapanのLinuCがそれぞれの登竜門的な資格となっています。

どちらも専門的に学んだことを証明できる初心者にとって有用な資格です。これらの資格を狙う方は、資格の取得支援をしてくれるスクールを選びましょう。

資格取得支援

スクール名資格支援特徴
ネットビジョンアカデミーCCNA受験料は個人負担。合格率95%。
エンジニアカレッジLinuC受験料はエンジニアカレッジが負担!
GEEK JOBなし資格取得支援なし。
ウズウズカレッジCCNACCNAの資格取得に特化したスクール。
KENスクールCCNA・LinuCCCNA合格率81%。

LinuCレベル1合格率84%。

④通学 or オンライン 受講スタイルから選ぶ

受講スタイルは座学と演習を組み合わせた通学授業方のカリキュラムをとっているスクールが多いです。

ここでご紹介している5校はいずれも実際に手を動かして学ぶアウトプット型のカリキュラムが取り入れられています。エンジニアに取って手を動かして学ぶ経験はとても重要なのでここはおさえておきたいところです。

受講スタイル

スクール名受講スタイル特徴
ネットビジョンアカデミー
  • 通学:授業&実践型
  • コロナ対策によりリモート対応可能
ネットワークの実機演習が充実。実務を意識した演習。
エンジニアカレッジ
  • 2020年4月から完全リモート
Linuxサーバの構築演習が充実。実務を意識したチーム課題あり。PCの無料貸し出しあり。
GEEK JOB
  • 2020年4月から完全リモート
オンライン(チャット)による講師のマンツーマン指導あり。
ウズウズカレッジ
  • リモート対応
①解説動画②演習問題③ハンズオンの3部構成の学習+個別メンタリング
KENスクール
  • 通学:授業&実践型
生徒に合わせた個別授業。働きながら受けることも可能

新型コロナウイルスにおける授業スタイルについて

もともと通学型のITスクールもコロナウイルス対策でオンライン対応をしたところがあります。

各スクールのコロナウイルス対策について下記にまとめます。

スクール名コロナウイルス対策
ネットビジョンアカデミーもともと通学型。コロナ対策期間中はオンライン授業あり。
エンジニアカレッジもともと通学型。2020年4月より完全オンライン化。PC持っていない人には郵送による無料貸し出しあり。詳細はこちら
GEEK JOBもともと通学型。コロナ対策により完全オンライン化。
ウズウズカレッジもともとオンライン対応
KENスクール完全通学型。オンライン対応なし。詳細はこちら

⑤就職支援から選ぶ

無料スクールにおいては、卒業後にスクール経由で就職活動をして就職・転職することが前提となっています。

有料スクールの場合は自分で就職活動をしてもいいですし、希望すれば就職サポートまでしてくれます。

どのスクールも専門の就職アドバイザーによる書類作成補助、面接ロールプレイングがあり、企業との日程調整まで行ってくれます。

就職支援

就職支援特徴
ネットビジョンアカデミー正社員90%以上(派遣を含めると100%)NTT DATA系列、ISP最大手のIIJグループなど大手企業の就職実績あり。
エンジニアカレッジ正社員96.2%運営元のインターノウスはエンジニアの人材紹介業を主軸サービスとしており、就職サポートの評価が高い。求人件数は5,000件以上。

提携先企業と求人件数は他校をリードしている。

GEEK JOB正社員95.1%生徒の71.6%はパソコン初心者からスタートしているにもかかわらず高い就職水準。
ウズウズカレッジ就職率非公開。就職支援は希望者のみ。入社半年後の定着率96.8%
KENスクール就職率83%以上(KENスクール全体)就職支援は希望者のみ。

自分で就職活動をするなら転職エージェントを利用しよう

有料スクールに通い、自分の力で就職先を探すのもありです。自分で探すことにすれば、より自分の希望を優先することができます。

未経験で就職活動をするのはなかなか大変なので、可能であれば転職エージェントを使いましょう。転職サイトではなく転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントを使うことにより手厚いサポートを受けることができます。そもそも転職エージェントに登録している会社はブラック企業が少ない傾向にありますので、スクール経由よりもいい就職活動ができる可能性もありますよ。

 合わせて読みたい:インフラエンジニアにおすすめの転職エージェント7選

なぜ転職サイトよりも転職エージェントをおすすめしているか?については下記の記事に詳しく書いていますので合わせて参考にしてください。

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こんにちは、モリタです。本日は転職サイトと転職エージェントのサービスの違いをご紹介するとともに、どちらを利用するべきかについてご紹介します。転職サイトと転職エージェントは、実はビジネスモデルが全然別物なので、私たち利用者に提[…]

おすすめ無料スクール3選

続いて各スクールの詳細情報をみていきましょう。詳細情報は別記事でもまとめていますので合わせて参考にしてください。

①ネットビジョンアカデミー

ネットビジョンアカデミー(NVA)は、ネットワークエンジニアになるための育成・就職のサポートに特化したスクールです。

①無料コース、②オンラインコース、③有料コースの3種類があり、無料コースでも資格取得サポートを受けることができます。

無料コースオンラインコース有料コース
年齢制限18〜31歳まで18〜31歳までなし
資格取得支援ありオンライン動画あり
就職支援ありありなし
受講料無料無料15万円
期間1ヶ月(160時間)1〜2ヶ月(160時間)1ヶ月(160時間)
就職活動期間1ヶ月1ヶ月

CCNAの合格率95%

未経験から1ヶ月でネットワークエンジニアとしてのスキルを学び、ネットワークエンジニアの登竜門であるCCNAの資格取得サポートがあります。

CCNAは合格率は約60%と言われていますが、ネットビジョンアカデミーのCCNA取得実績は95%もあります。

私もCCNAを持っているのでわかりますが、未経験者の方が受講期間が1ヵ月で合格できるようになるまでレベルアップするのは相当すごいことです。

シェアハウスで上京サポート

さらにネットビジョンアカデミーは地方から上京する方への生活サポートとして、研修・就職活動を行う間のシェアハウスが割安で利用できます。

ネットビジョンアカデミーとシェアハウスを運営する「ハナサカス」と「クロスハウス」の連携で可能となったこのお得なサービスは、地方から東京に出てネットワークエンジニアになる方にとっても魅力的です。

入校前月や入社後(3ヶ月目)以降は家賃もかかりますので、詳しくはこちらの上京支援サポートページをご覧ください。

入校前月にハナサカスに入居した場合
初期費用¥38,000
共益費¥15,000
入校期間中の費用入校前月家賃+共益費の日割り
1ヶ月目:研修期間¥0
2ヶ月目:就職活動期間¥0
3ヶ月目:入社後家賃+共益費
退去費¥0
その他最低6ヶ月入居

※クロスハウスの料金体制は別です

ネットビジョンアカデミー基礎情報

ネットビジョンアカデミー

料金無料
対象年齢18〜31歳
期間受講1ヶ月(160時間)・就職支援最大2ヶ月
教室の場所東京都新宿区西新宿6-26-12 ITOビル4F(西新宿駅徒歩6分など)
教室利用時間平日(月〜金)9:00〜18:00
受講方式通学(授業&実践)or オンライン
オンライン対応
資格取得支援CCNA(受験料個人負担)
就職・転職支援あり(就職率98%)
質問方法教室で講師に直接質問する
その他途中退校 or スクール経由で就職しなかった場合は違約金あり(15万円)

詳細情報

ネットビジョンアカデミーのもっと詳しい情報は下記の記事にまとめています。合わせて参考にしてください。

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ネットビジョンアカデミー(NVA)は、ネットビジョンシステムズ株式会社が運営しているITエンジニア系スクールで、30歳以下の方を対象にネットワークエンジニアになるための育成・就職先の斡旋をしてくれるスクールです。未経験から1ヶ月でネ[…]

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②エンジニアカレッジ

エンジニアカレッジはインターノウスが運営する、インフラエンジニアに必須のLinux OSを学ぶことができる無料ITスクールです。

インターノウスは別でプログラマー向けのプログラマカレッジを運営しており、エンジニアカレッジはインフラエンジニア向けのスクールです。(申し込みページはプログラマカレッジからになります)

OSといえばWindowsとUnix(Mac)が有名なので一般の方にはあまり馴染みがありませんが、Linuxは世界中のさまざまなサーバやコンピューターで使われている有名なOSです。

LinuCの受験料はスクール負担

「LPI-Japan」のLinux認定校でもあるエンジニアカレッジの大きな特典の1つとして、受験費用15,000円(税別)のLinuCが無料で受けられることがあります。

これは駆け出しの頃に自費で受けた私からしたら非常にうらやましい支援です。これだけでもエンジニアカレッジに通う価値がありますね。

応用的なサーバ構築

また、エンジニアカレッジではDNS、Web、メール、ファイル、データベースといった主要サーバの構築といったかなり実践的なレベルまで学ぶことができます。

エンジニアカレッジで勉強すれば、自分でWebサーバを構築できるようになると思うとワクワクしませんか?

私がサーバエンジニアとして初めてIT業界にキャリアチェンジしたときは、Webサーバの構築ができるようになったことが嬉しくて、毎日のようにサーバを立ててはHTML・CSS・PHPで簡単に作ったWebサイトを表示させて遊んでました。

就職支援

また、エンジニアカレッジ就職・転職支援体制が特に充実しています。

運営元のインターノース株式会社がITエンジニアの人材紹介業を主軸としているだけあり、提携企業はなんと3,500社、求人件数も5,000件もの数を揃えています。

正社員就業率は96.2%と非常に高水準なことから分かる通り、卒業後の就職に不安を抱えている方にも安心できるサポート内容です。

エンジニアカレッジ基礎情報

エンジニアカレッジ

料金無料
対象年齢20代
期間1〜3ヶ月(授業280時間・個別研修30時間)
教室の場所東京都世田谷区三宿一丁目8番19号 MBA ビル1F(池尻大橋駅徒歩10分など)
受講方式※2020年4月よりオンラインに変更(無料PC貸し出しあり)
オンライン対応○(基本は通学型・コロナウイルス対策のため2020年4月よりオンライン対応中)
資格取得支援LinuC(受験料エンジニアカレッジ負担)
就職・転職支援あり(就職率96.2%)
質問方法通学の場合は教室で講師に直接質問・オンラインの場合は音声チャットツールで質問可能
その他違約金制度なし

詳細情報

エンジニアカレッジのもっと詳しい情報は下記の記事にまとめています。合わせて参考にしてください。

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こんにちは、インフラエンジニア歴10年のモリタです。本日は完全無料でインフラエンジニアならびにサーバエンジニアを目指すことができるITスクール「エンジニアカレッジ」をご紹介します。※同じ運営会社の「プログラマカレッジ」につい[…]

エンジニアカレッジのインフラエンジニアコースに無料相談する

※プログラマカレッジのページからのお申し込みとなります

③GEEK JOB

GEEK JOBのスピード転職コース(無料)にはプログラミングコース(Java)とインフラエンジニアコースがあり、こちらではインフラエンジニアコースをご紹介します。

インフラエンジニアコースはネットワークとサーバ両方のカリキュラムに対応しており、生徒の希望に合わせて学習内容を変えてくれます。

ネットワークorサーバを選べる

ネットワークとサーバのどちらが自分に向いているかは、実際やってみないと判断しにくい方も多いと思います。

GEEK JOBであればネットワークとサーバ両方の学習ができるため、実際に学びながら自分にあったスキルを発見することができます。

エンジニアは一生勉強を続けないといけない職種なので、自分自身が向上心を持てる分野を早めに見つけることがとても大切です。

現役インフラエンジニアによる個別指導

また、GEEK JOBは講師とマンツーマン型で学習するスタイルのため、学びながら重点的に学びたいスキルを相談できます。

完全オリジナル教材で、質問し放題なところも嬉しいポイントです。

GEEK JOBはネットワークとサーバのどちらも経験してから合う方を考えてみたい方にオススメです。

基礎情報

GEEK JOB

料金無料
対象年齢高校卒業〜29歳
期間3週間〜3ヶ月(30〜420時間)
教室の場所2020年4月よりオンラインのみ
受講方式オンライン
オンライン対応
資格取得支援なし
就職・転職支援あり(就職率95.1%)
質問方法チャット・ビデオ通話(10:00〜18:00)
その他途中退会の違約金あり

詳細情報

GEEK JOBのもっと詳しい情報は下記の記事にまとめています。合わせて参考にしてください。

詳しくみる

こんにちは、インフラエンジニア歴10年のモリタです。本日は無料ITスクールのGEEK JOBについてご紹介します。GEEK JOBにはプログラマーを目指すコースとインフラ(ネットワーク・サーバ)エンジニアを目指すコースの2種[…]

  

GEEK JOBのインフラエンジニアコースに無料相談する

おすすめ有料スクール2選

続いておすすめの有料スクール2選をご紹介します。有料スクールでは個別サポートや周囲のモチベーションの高さなどのメリットがあります。

また、基本的にスクールで就職支援をしてくれますが、希望すれば自分で就職活動をすることも可能です。

①ウズウズカレッジ

ウズウズカレッジのCCNAコースはネットワークエンジニアになるための有料ITスクールです。

基本期間は1ヶ月ですが、個別指導方式を採用しており受講生の理解度に合わせて最大3ヶ月までオーダーメイドで学習支援をしてくれます。

①解説動画、②演習問題、③ハンズオンの3部構成の学習体系となっており、個別メンタリングで専任の講師がしっかりサポートしてくれます。

実践型のカリキュラム

実際に手を動かす演習問題ではシスコのコマンドで設定しながらネットワークを構築していきます。問題を解くことで理解度をチェックすることができ、その理解度に合わせてウズウズカレッジの講師が個別で学習をサポートします。

ハンズオンでは講師と一緒にやっていきます。手を動かす経験が実践的なスキルを身につけることに役立ちます。

ウズウズカレッジで出題される演習問題の例

就職支援

ウズウズカレッジは有料スクールですが、就業サポートを希望すれば専任のキャリアアドバイザーから就職支援を受けることができます。

就職までサポートしてもらいたい人も安心です。

また、コースの解説動画の一部をYoutubeで公開しています。迷っている方はこちらの動画も事前に確認してみましょう。

ウズウズカレッジ基礎情報

ウズウズカレッジ

料金¥220,000(税込)
対象年齢35歳未満
期間1〜3ヶ月
教室の場所オンライン
受講方式オンライン
資格取得支援CCNA(受験料個人負担)
就職・転職支援あり(希望者のみ)
質問方法オンラインで直接質問する
その他特になし

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②KENスクール

KENスクールは株式会社シンクスバンクが運営しているパソコンスクールで、プログラミング教室やWebデザイン教室など幅広くコースを展開している大規模な有料ITスクールです。

インフラエンジニアのかたにおすすめしているコースは、「CCNAコース」、「LinuCレベル1コース」、「速習CCNA+LinuCレベル1コース」の3コースです。

KENスクールのおすすめ3コース

コース名料金講習時間
①CCNAコース¥238,700(税込) 6ヶ月(70時間)
②LinuCレベル1コース¥187,000(税込)3ヶ月(50時間)
③速習CCNA+LinuCレベル1コース¥408,100(税込)6ヶ月(120時間)

個別指導が充実

KENスクールの強みは、インストラクターが対面でしっかり個別指導をしてくれる点です。これは有料スクールの最大のメリットといえます。

オンライン質問だとどうしても質問文を考えたり文章にする時間がかかりますが、未経験者の方にとってすぐに聞ける環境は嬉しい限りです。

個別指導で受講生にペースを合わせてくれますので、わかなくても授業が先へどんどん進んでいってしまうということもありません。

実機環境

KENスクールではラボが用意されており、実機を利用した実習がしっかりと取り込まれています。

サーバ系のコースではWindows・Linuxサーバ、ネットワーク系のコースではCisco社製のルータやスイッチの実機を操作することができます。

他のスクールではシュミレータを使っていたりするところもありますが、KENスクールなら実機です。実機を整えるためには多額保費用がかかるのでしっかり学習できる環境がそろっていていいですね。

資格取得支援

資格取得支援では、CCNAとLinuCレベル1の取得支援をしています。どちらも未経験者の強い味方になる資格です。

しっかり勉強すれば合格できる試験なので、通っているうちに取れるようにがんばりましょう。

  • CCNA合格率:「81%」
  • LinuCレベル1合格率:「84%」

就職支援

もちろんKENスクールでは就職サポートもしています。創業30年の老舗スクールとして7,000人以上の就職支援をしてきた実績があり780社を超えるIT企業と提携を結んでいます。

KENスクールのグループ会社で転職エージェントを運営しておりそちらから就職サポートを受けるかたちになります。転職エージェントなのでプロのキャリアカウンセラーが就職をサポートしてくれます。

有料スクールは無料スクールに比較してモチベーションの高い生徒が多いので、企業側からみても有料スクール出身者の方が心証がいいでしょう。

場所

インフラエンジニア向けの開校場所は新宿本校、横浜校、梅田校の3校です。仕事をしながら通うこともできます。

お金と時間に余裕があるのであれば、しっかり勉強できる体制で入校することをおすすめします。

KENスクール基礎情報

KENスクール

料金
  1. CCNAコース:¥238,700(税込)
  2. LinuC1コース:¥187,000(税込)
  3. 速習CCNA+LinuC1コース:¥408,100(税込)
対象年齢なし
期間
  1. CCNAコース:6ヶ月
  2. LinuC レベル1コース:3ヶ月
  3. 速習CCNA + LinuCレベル1コース:6ヶ月
教室の場所
  • 新宿校:渋谷区代々木2-9-2 久保ビル4F(新宿駅徒歩2分)
  • 横浜校:横浜市西区高島2-19-12 横浜スカイビル20F(横浜駅徒歩3〜15分)
  • 梅田校:大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト オフィスタワー11F(梅田駅徒歩5〜15分)
教室利用時間【新宿校・横浜校・梅田校】

  • 月火水金:10:00〜13:00 / 14:30〜21:00
  • 木:10:00〜13:00 / 14:30〜19:30
  • 土日祝:10:00〜13:00 / 14:30〜18:00
受講方式通学(授業&実践型)
オンライン対応×
資格取得支援
  1. CCNAコース:CCNA
  2. LinuC1コース:LinuCレベル1
  3. 速習CCNA+LinuC1コース:CCNA・LinuCレベル1
就職・転職支援あり(希望者のみ)
質問方法教室で講師に直接質問する
その他特になし

KENスクールに無料相談する

さいごに

インフラエンジニアになるためのITスクール5選をご紹介しました。

それぞれ条件によって自分に合ったITスクールは見つかりましたでしょうか?

インフラエンジニアとしての一歩目がうまく踏み出せないと、スキルアップのできない現場に回されて2年や3年を平気で無駄に費やしてしまう危険性があります。

知識や経験がない人には誰にでもできる仕事しか回されないのがITの世界です。1日も早く知識と技術を身につけて市場価値の高いエンジニアになりましょう。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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