IT業界のブラック企業を見抜く方法・見分け方【4選】【SE視点】

こんにちは、ITエンジニアのモリタです。

みなさんは転職した会社がブラック企業だった経験はお持ちでしょうか?私は2度ほどあります(笑)

当時の自分は必要以上に会社を前向きに分析する癖があり、経験年数が浅かったことも加わってブラック企業であることに気づけませんでした。

今思うと転職活動中に怪しい点もいくつかあったので、注意して検討していれば事前にブラック企業であることを見抜けたと思います。

 

ITエンジニアがキャリアアップをするにあたり、転職は重要なカードとなります。

終身雇用制度が破綻し、さまざまな現場で経験を積んできたエンジニアは、キャリアに対して積極的という捉え方がされるようになりました。

しかし、せっかく勇気を持って一歩を踏み出したのに、転職先がブラック企業であれば人生の大切な時間を無駄にしてしまいます。

今回は、IT業界におけるブラック企業の見抜き方を、手軽に行えるものから順番に1〜4までご紹介します。

IT業界以外で働く人にも参考になると思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

【結論】ブラック企業を見抜く方法4選

①求人情報 ②口コミサイト ③IR情報や就職四季報 ④面接

では、4つのポイントについてみていきましょう

【前提】IT業界で注意したいブラック企業とは

もしあなたの今働いている会社がブラック企業なら、早く逃げてしまうことをオススメします。

もしブラック企業にいることでメンタルに傷を負ってしまうと、必要以上に自信を失ったり、最悪の場合うつ病になってしまうこともあります。

ちなみに私は、IT業界に入って1社目の会社を2年半、2社目の会社を1年で退職しました。

2社ともまあまあのブラック企業でしたが、早めに逃げることによって今の恵まれた労働環境を手に入れることがでできたと思っています。

浅い経験年数でも工夫をすれば「簡単に転職できてしまう」、「しかも大幅に年収アップができてしまう」のが売り手市場であるIT業界のいいところです。

IT業界のブラック企業あるある

実際にブラック企業で働いていると、追い詰められていて自分の状況に気づけないケースもあります。

IT業界のブラック企業あるあるをご紹介しますので、当てはまる方は再起不能になってしまう前に脱出を検討してみてください。

世の中からブラック企業をなくすには、まずブラック企業で働く人がいなくならなければなりません。

ITのブラック企業あるある

  • スキルアップできない
  • キャリアアップできない出向ばかり回される
  • 長時間労働&サービス残業が状態化している
  • 休日が少ない&有給が取れない
  • 競合他社に比較して給料が少ない
  • 上司や同僚の人間性に問題がある
  • 業務を過剰に管理される
  • テレワークが使えない
  • パワハラ・セクハラなどのハラスメントがある
  • 精神論がまかり通っている

IT業界のブラック企業で特に注意したい項目「スキルアップ」と「待遇」

ITエンジニアは、上に挙げた中でも特にスキルアップできる環境と、待遇(給料)が大事だと私は考えています。

スキルアップできない現場に何年もSESで出向させられて、ろくに管理もしない所属会社に中間マージンを搾取されていたらITエンジニアとしてキャリアアップできるはずがありません。

ITエンジニアになったら、所属会社ではなくIT市場全体の中で価値を上げられるように自分の環境を作っていく必要があります。

 

SIerはブラック企業が多い?!

SIerはWeb系に比べてブラック企業が多いという意見があります。

その大きな要因のひとつとして、SIerでは顧客のシステムを受託開発していることから、納期までに完成させる責任が非常に強く求められていることが挙げられます。

>>>関連記事:SIerとWeb系の違いとは?!Web系転職前に確認したいこと

またSIerでは、SES(準委任)という雇用形態で働いている人が非常に多く、これがITゼネコン構造と呼ばれるエンジニアを搾取する闇の部分を形成しています。

特に中小零細企業の正社員がSES契約で客先常駐するケースが多く、多重請負とのコンボで不当なまでの中間マージンを搾取されていることも多々あります。

IT業界でも、SIerで就職&転職を考えている方は特に注意深くブラック企業選定をする必要があります。

正社員SESが搾取される仕組み

①転職サイトの「求人情報」でブラック企業を見抜く

では、実際に転職活動をする時にブラック企業に入らないようにするには、どのような点に注意して企業をみていけばよいでしょうか。

前書きが長くなりましたが、ここからは4つのポイントでブラック企業の見抜き方をご紹介していきたいと思います。

まずは「①求人情報でブラック企業を見抜く」方法についてみていきましょう。

転職サイトでずっと募集している

求人サイトでずっと募集を続けている会社には注意が必要です。

ブラック企業は大量採用・大量離職が常態化していますので、求人サイトなどで常に人材募集をしています。

餌をたらしてカモ(求職者)をずっと待っていますので、いつまでも募集を続けている企業には気をつけてください。

ちなみに、転職サイトは情報収集には使えますが、実際に転職活動をする際は転職エージェントを利用してください。

>>>関連記事:転職サイトよりも転職エージェンを利用すべき5つの理由

企業のアピール内容がずれている

ITエンジニアを募集しているにも関わらず、転職サイトでずれた会社アピールをしている企業には気をつけてください。

どういうスキルを持っていると活躍できるとか、開発環境とか、実際の案件イメージとか、紹介できることはいくらでもあるのに、それとは関係のない精神的な文言が並んでいたら要注意です。

例えば、風通しのいい人間関係とか、若い人が活躍できるとか、やりがいがあるとか、上司に意見が言いやすいとか、成績がよければ年収アップ可能といったフワッとした内容を全面にアピールしているようであれば危険信号。

それは働く上で大事なことだけど、そんなの当たり前だし、企業はもっと具体的なことをアピールするべきです。

ブラック企業を避けたければ、平均残業時間や有給取得日数という具体的な数値を確認しましょう。

実際の転職はエージェント経由で

もし転職活動を始める際は、転職サイトはあくまで情報収集として利用し、それ以降の活動は転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを利用するだけで、ブラック企業を引く可能性はかなり低くなります。

加えて、親身にアドバイスをしてくれる転職エージェントがみつかれば、企業情報もかなり詳細に教えてくれるので安心して転職活動ができます。

転職エージェントもたくさんありますが、おすすめは大手を利用することです。

【鉄板】ITエンジニアにオススメの転職エージェント6選

エージェント内容
リクルートエージェント業界最大手。圧倒的求人数。日経大企業を目指すなら利用したい。
dodaエージェント業界2番手。イベントも積極的に開催。エージェントの質が安定して高い。
JACリクルートメントミドル〜ハイクラス転職にオススメ!45年の信頼できる業界実績。年収500万円以上を目指すなら絶対利用したい。
レバテックキャリアIT・Web業界に特化。エージェントのサポートが充実。
マイナビエージェント×IT20代や第二新卒に強い。ベンチャーへの転職実績も多い。マイナビエージェント×IT
type転職エージェント1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の求人に特化。

【関連記事】

>>>各社の特徴など詳しくはこちらの記事もどうぞ!:おすすめの転職エージェント7選

>>>自分に合ったエージェントの選び方はこちらからどうぞ!転職エージェントは自分に合ったタイプを探そう

②口コミサイトでブラック企業を見抜く

あくまで参考程度の情報となりますが、口コミサイトも利用してみましょう。

口コミサイトを利用する理由

口コミサイトは実際に働いている人や、過去に働いていた人の生の声を聞くことができる場所です。

辞めることになった理由は人それぞれありますが、エントリーされた投稿をみていると怪しい共通点が見えてくるかもしれません。

長時間労働が常態化しているとか、サービス残業が多いとか、キャリアアップできないといったネガティブな投稿が大量にされていたら注意が必要です。

口コミサイトはマイナスイメージの投稿が多いことを前提にみる

基本的に口コミサイトは、マイナスイメージの評判が多く集まっています。

ブラック企業では、特に傾向が顕著となりマイナスイメージの口コミが圧倒的に多くなります。

ただ、あまりマイナスイメージばかり先行してしまうと転職活動ができなくなってしまいますので、あくまで口コミサイトは個人の意見として参考程度にみましょう。

「あの企業もダメ」、「この企業もよくない」といったネガティブな捉え方をせずに、投稿した人の個人的な意見として参考にできる部分を客観的にみていけば大丈夫です。

また、口コミの中には、古い情報も混じっていますので、企業として既に改善されている可能性もあります。

最新の情報は転職エージェントで聞いてみるといいでしょう。

口コミサイトは大手サイトを利用する

ちなみに口コミサイトは、口コミの多い大手のサイトを利用しましょう。

おすすめはOpenWork(旧Vorkers)と、転職会議です。

おすすめの口コミサイトはこの2つ

  • OpenWork(旧Vorkers):老舗口コミサイト。無料会員で1日100件の口コミを読むことが可能。
  • 転職会議:リブセンスが運営する国内最大級の転職口コミサイト

③IR情報や就職四季報などの公開情報からブラック企業を見抜く

IR情報、四季報の情報は、上場企業に転職したい人にとってみておきたい重要な情報です

IR(インベスター・リレーションズ)情報

  • 企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績・今後の見通しなどを記載した公開資料
  • 企業のホームページなどからダウンロードが可能

就職四季報(東洋経済新報社 発行)

  • 日本の上場会社の基本情報や株価データ、業績などがまとめられている情報ハンドブック
  • 就職四季報とは別に「会社四季報」や「会社四季報 未上場会社版」といったラインナップもある
  • 書店やKindleで手に取ることができる
created by Rinker
¥1,986(2020/10/29 01:01:48時点 Amazon調べ-詳細)

新卒の3年後離職率

就職四季報をみることによって新卒者の「3年後離職率」がわかります。

目安は3年で30%と言われており、それ以上高いと一般的に離職率の高い会社といわれます。人事部ではかなり意識している数字です。

ちなみに、この項目をNA(No Answer)にしている企業も少なからずあります。

数値が低ければ普通に発表した方がアピールになりますので、No Answerになっていたら注意して次の数字をみてみましょう。

そのみるべき数字は、採用数従業員数です。

この数字は9割以上の会社が公開していますので、離職率がNo Answerになっている会社でも公開している可能性が高いです。

もし就職四季報で見れなければ、「会社四季報」や「会社四季報 未上場会社版」になら載っていることもあります。

created by Rinker
¥2,300(2020/10/29 01:01:49時点 Amazon調べ-詳細)

下記はブラックが疑われる企業の従業員数の推移です。

この推移から分かる通り、夏、秋、冬に減った従業員数を、春に大量に採用して補填しています。

大量採用するにも関わらず、四半期ごとに人数は減っていき、翌年の春にまた大量採用。

この傾向があれば離職率の高いブラック企業の可能性が高いです。

平均年収

有価証券報告書(IR情報)や就職四季報で平均年収を確認することができます。

就職四季報には年齢による賃金なども載っているので、将来の展望も描きやすいでしょう。

仕事はやりがいも必要ですが、内容に見合った対価が支払われなければ長続きすることはできません。

競合他社と比較して、必要以上に低い給与水準であれば(逆に異常に高い水準でも)注意が必要となります。

残業時間や有給取得率

残業時間有給取得率も参考にしましょう。

ただ、こちらの数字は数字が低く見えるマジックもありますので、あくまで参考程度にしましょう。

  • 残業のない一般職がおり、総合職の平均を押し下げている
  • 真のブラック企業では、申告しない残業(サービス残業)がある
  • 真のブラック企業では、有給休暇の日に自宅などで働いていることがある

④最後の砦、面接でブラック企業を見抜く

最終的には、面接で直接確認しましょう。

これがブラック企業を見抜く絶好のチャンスであり、最終チャンスでもあります。

面接官が横柄だったり気弱だったりしたら注意

面接官は企業の顔です。

その面接官が横柄な態度であったり、必要以上に気弱だったりしたら注意が必要です。

普段の態度がそういった細部に出てくるものです。

とくに圧迫面接とかは最悪ですね。(私も1度経験しました…)

本来、私たち求職者と企業は対等な立場にも関わらず、明らかに上から目線で横柄な態度で接してきたらそれだけで断る理由になります。

一緒に働くことになる上司と相性が合わない

面接は複数回に分けて行われることもありますが、1度は一緒に働くことになるはずの上司と直接面接することになります。

上司との相性はブラック企業かどうかに関わらず大切な要素になりますので、そこで人間性に問題がなさそうか注意深く観察する必要があります。

こちらは聞かれたことを取り繕うことなく堂々と開示して、向こうがどのような出方をしてくるかみてみましょう。

相性の合う合わないという人間の感覚は結構大切で、第一印象が当たっていることも多いです。

スキルとは関係ない質問ばかりで簡単に合格する

これがブラック企業で本当によくある傾向なのですが、基本的に面接がガバガバで簡単に合格します。

ブラック企業は人がたくさん辞めていくので、常に新しいカモ(求職者)を求めているのです。

ITスキルに関する議論がろくにないまま、雑談などの世間話などが展開されてこちら側が気持ち良くなるようなことをやたら言ってきたら注意が必要です。

本当に人材が不足しているブラック企業では、実は面接は全通過だったりします。

まとめ

今回はIT業界のブラック企業を見抜く方法4選をご紹介しました。

ブラック企業を見抜く方法まとめ

①求人情報

・ずっと募集している

②口コミサイト

・ネガティブな口コミが異常に多い

③IR情報や就職四季報

・新卒3年後離職率・平均年収・残業時間・有給取得率

④面接

・面接官や上司の態度や人間性

今回ご紹介した方法でブラック企業を絶対に避けられる訳ではありませんが、かなりの高い確率で見分けることができます。

ブラック企業がいくら公開情報で取り繕ったところで完全に隠せるはずがありませんので、俯瞰して情報をみていけば何かしら違和感を覚えるはずです。

その感覚を大切にして疑いながら企業分析をしてみましょう。

何せ転職してしまったあとにブラックだったことに気づいてもあとの祭りです。時間を無駄にしないよう慎重に判断していきましょう。

 

最後に、今回ご紹介した転職支援サービスで、個人的におすすめできる会社をご紹介します。

おすすめの転職支援サービス【IT業界】

転職サイト(※情報収集に利用、※転職活動はエージェントを推奨)

  1. リクナビネクスト
  2. ビズリーチ

転職エージェント

  1. マイナビエージェント×IT
  2. dodaのエージェント
  3. リクルートエージェント
  4. JACリクルートメント
  5. レバテックキャリア

口コミサイト

  1. OpenWork(旧Vorkers)
  2. 転職会議

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

最新情報をチェックしよう!